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師走

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ご無沙汰しております。
めまぐるしい日々を社員一丸となって過ごしております。終電もない時間に電気がついている1階店舗。。
通りがかる方たちも「なにやってるのかな?」なんて覗いていかれます。
飲む機会も多い季節柄、皆様もご自愛くださいね。。。

写真は深夜でも店頭で輝き続けるティンカーベルです(笑)






最近は構造計算の問題で、大変なことになってますね。
好調だったマンション分譲にも翳りが見えそうです。
某局のニュースでは「この騒ぎが収束するまで住み替えを控える」と回答した比率が6割を超えていたと報道されていました。

悪いものは全て吐き出してしまって、その後良質のものが市場に出回れば良いのですが、
現実にはそう簡単にはいきません。「悪貨が良貨を駆逐する」とは良く言ったものです。
この問題は氷山の一角が表面化しただけにすぎず、まだまだ水面下で根深い問題を抱えています。
まず被害者救済の範囲(家賃・引越費用の補助だけでいいのか)、その負担の行方(国と自治体のなすりつけあい)、賠償責任(関与した企業、公的機関の責任の問われ方、関与企業が倒産した場合の被害)、建築確認のあり方とそれに携わる公的機関の限界(建築主事がどこまでわかるのか、構造計算ソフトの改竄を防ぐシステム、民間指定確認検査機関のモラル)、一級建築士の限界(対岸の火事とは言ってられません)、仕組みそのものの限界をいかに補うか。
耐震性は鑑定評価においても耐用年数の判定、還元利回りの決定を通じて価値そのものに直接的に影響を及ぼす重要なファクターです。
しかしながら、外観調査のみの場合や資料が乏しい場合には、建築時期による新耐震規準が適用されているか否か、施工会社等の社会的な信用度等に頼らざるを得ない部分が多々あります。

価格が高ければ質がいいかと言えばそうではなく、安ければ質が悪いかと言えばそうでもない。物を選べるという豊かさと引き換えに、消費者には確かな目を持つ力が必要とされています。もっとも何を重視するか、そのために何を妥協できるのか。。。


しばらく書き込めなかったので、ブログ用写真が山ほどあり、
ピックアップにも時間がかかる有様です。
次回はまとめてドカンと掲載しちゃいます。お楽しみに!

佐藤麗司朗
by tukasa-rea | 2005-12-19 12:47 | 佐藤 麗司朗(不動産鑑定士)

業務関係だけでなく気になる事、思った事なども社員皆で書いていきます。


by tukasa-rea