今朝の通勤時の出来事。

朝夕がめっきり寒くなってきましたね。
そろそろ布団からも出にくい季節の到来です。

いつものように、有楽町線にのって会社へくる途中の出来事です。
(地下鉄赤塚という最寄駅で、会社は池袋です。)
10分程度しか電車に乗らないので、通勤時は座らないで新聞を読むか読書をしています。

目の前には優先席。座っているのはスーツに慣れてきた健康的な新社会人風です( 以下 「不遜な態度のフレッシュマン」 という)。
しかもかなり態度が大きい!3人は掛けられるというのに、2人分を使い切るスタイル。
そんな態度に少しイラついていましたが、かまわずに読書をしていると、小竹向原の駅について老夫婦が乗車してきました。

不遜な態度のフレッシュマンは、優先席の目の前にいる老夫婦を完全に無視しています。
さすがにここは、僕の出番かっ!!っと思っていると、鼻にピアスをしている若者が一言。
「おにいさん席を譲りなよ」(うぅ。かなりカッコイイ)
不遜な態度のフレッシュマンはさすがに起立。
老夫婦は感謝の言葉とともに着座し、不遜な態度のフレッシュマン次の駅で車両を移動していきました。

フリーター、ニートと蔑まれてきた若者が、目の前で勇気を見せました。
(見た目だけで判断してはいけません。)
僕は、当たり前のことだけどナカナカ出来ない行動に感動し、何もしていないことにやや恥ずかしくもあり、微笑ましくもあり。

定年制の前倒しと再雇用制度による労働力確保、介護保険制度施行、年金問題、医療費負担増と老人を取り巻く環境も刻一刻と変化しております。
高齢化社会の到来は、不動産と高齢者の関係をも大きく変化させました。
それは住環境という側面と、ビジネスとしての側面です。
環境という側面では、阪神淡路大震災以降「孤独死」が問題となり、コミュニティを重視したグループホームが着目され、ビジネスという側面では、有料老人ホームを投資対象とした私募ファンドも組成され、いまなお活発化しています。

先日、内閣府政府広報室より「高齢化社会対策に関する特別世論調査」というものが発表されました(調査対象は全国20歳以上の者3,000人)。
同調査によれば、高齢化進展による国民生活の将来イメージについては、「高齢化が進むため、今よりも経済的に豊かではなく、満足度は今よりも低い」と回答している人が55.2%おり、「高齢者も社会の支え手・担い手の側にまわるべき」と考えている人が88.5%。
つまり、「老人が増えて貧しくなるだろう。だから社会を支えろ」という理論です。
僕らが高齢者になったとき、果たしてこの国はどうなるのか?っと不安を抱きたくもなる結果ですよね。。。。

悲しくなりませんか?
働いて働いて、時代と政策に翻弄されながらも、平和な先進国を築いてくれた大先輩たちが、老いてもなお負担を強いられる。
税金の使い道をもう一度見直すことで、どうにかならないものでしょうか。
そんなことを考えているうちに池袋駅に着き、31歳になったばかりの僕は淡々と会社に向かいました。。。。

さぁ。フリーター、ニートと呼ばれている(または自覚している)諸君に告ぐ!
勇気を持って、日本経済を僕らと一緒に支えようじゃないか!(今できる範囲で)

佐藤 麗司朗
by tukasa-rea | 2005-10-27 21:22 | 佐藤 麗司朗(不動産鑑定士)

業務関係だけでなく気になる事、思った事なども社員皆で書いていきます。


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