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つかさ不動産鑑定事務所「社員の言いたい放題!」ブログ

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業務関係だけでなく気になる事、思った事なども社員皆で書いていきます。

2009年11月28日いま思うこと

こんばんは。
今日は弁護士会館で開催された災害復興まちづくり支援機構の総会と
その後に行われた専門士業全国交流シンポジウムに参加してきました。
函館の続編を楽しみにしておられた方、すみません。
ちょっと感動して熱い気持ちになったので、いまの僕が思うことを綴らせてください。

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左から仙台弁護士会・山谷澄雄先生、
第二東京弁護士会・中野明安先生、
東京都不動産鑑定士協会・佐藤麗司朗、
兵庫県弁護士会・津久井進先生。


阪神・淡路大震災から15年経とうとしています。
皆さんは震災というと身近に感じられるでしょうか?
僕もちょっと前まで「対岸の火事」、いつ起こるかわからないし、
たとえ何かが起きたとしても自分だけは罹災しないという
根拠のない意味不明な平和ボケでした。

大地震を避ける術は人間にはありません。
大地震が起きた折、どのように被害を最小化できるか、
また復興のプロセスを効率的に行うことで国民経済を維持するかということが重要なんです。

今日参加したシンポジウムでは、過去に被災してしまった都市の各専門家の方々が出席し、その時にどのような活動を行い、今に繋げているかという発表がありました。
阪神・淡路大震災、新潟県中越地震及び中越沖地震、岩手・宮城県内陸地震、静岡沖地震。
震災の発生は防ぐことはできず、数多くの方が犠牲になっておられます。
僕の住む東京でも首都直下を震源とする大地震が、今後30年以内に70%以上の確率で発生すると言われています。
過去における教訓・反省点をいま東京都もしっかりと受け継ぐべき時期が来ているんです。

地域や時刻によって被害の内容が異なります。
阪神・淡路大震災では6,434人もの方が犠牲になり、行政と地元住民との対立や孤独死という新たな問題が発生しました。液状化現象や耐震性についても多くの教訓が得られました。
中越では田畑、コイの養殖、関越自動車道、温泉旅館等の深刻な被害が、静岡では東名高速の崩落・亀裂が発生し、インフラ整備についても考えさせられました。
もしも大都市・東京において大地震が発生したらどうなるでしょうか。
高度利用された多くの商業施設、帰宅困難者の問題。
高層マンション群、中小零細企業の集合体、戸建住宅の集積度。
東京に限らず、どこで震災が起きようとも共通に当てはまる問題を教訓としていく。
それは誰のためでもなく、地域住民であり、行政を通じて法治国家日本のシステム全体の維持に繋がるのですよね。

にも関わらず、各専門家団体にも事情があります。
所属する多くの会員それぞれが、皆違う思想を持っているのです。
それを纏め上げて、1つの形にする作業はとてつもなく時間を要し、想像を絶する労力を伴います。
今後予想される大規模災害に備え、平常時より地域住民、専門家、諸研究者、国及び地方自治体が密接に連携をとっておく必要があるんです。
平和で問題のない今現在においてできないことが、いざ大規模災害が起きた時に機能するはずがありません。
行政や地域間の利害関係、各専門家の既得権益、そんなモノは全部まるごとズバッと取っ払わなきゃ前に進めないんです。

僕はこのシンポジウムに参加して、過去の教訓を少しでも将来に繋げようと努力する、災害復興まちづくり支援機構の活動に感動しました。
他の地域において浮き彫りとなった反省点を将来に活かそうという、強い意志が感じられました。
こういった活動が、東京都のようにまだ被災していない全ての都道府県に波及していくことを切に願います。
それは地域住民のためであるとともに、自分自身や大切な人たち、先進国日本のためでもあるからです。

何か起きた時にできること、しなければならないことの優先順位を平常時のうちにやっておく。
そんなことを心配するよりも明日が心配だ。
不景気で毎日生きるのが手一杯だ。
そんな方たちも現実として多いでしょう。
では、考えられる人間が考えればいいのです。
国や地方自治体、いわゆる行政は民間のことに関して主体的に関与することはできません。
あくまでもバックアップであり、側面支援を受けて出来る人間が前に進むしかないんです。
僕も微力ながら、今の自分に出来ることをコツコツと活動していきたいと思います。

豊島区が行っている震災復興まちづくり訓練d0061857_2154034.jpg
(後日詳細を書きますね)

まちコミュニケーションの田中保三さんの暖かく力強い言葉
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(神戸出張の折、再会することができました。これも後日詳細を書きますね。)


活動の一つ一つが、お会いした色んな方々の想いが、
僕の中で繋がった気がします。

不動産鑑定士・佐藤麗司朗



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大変立派で有益な活動だと思いました。
関西に3年半ほど住んでいたのですが、
阪神大震災の爪痕も少しずつ風化しつつあるように感じました。

その体験多くの人の記憶の中にあるうちに、
公共政策と合わせながら、全国的に広がって欲しいと思います。








Commented by 佐藤 麗司朗 at 2009-11-29 17:57 x
こんにちは♪
いやぁ感動のあまり、勢い勇んで書いちゃいましたけど、
いま読み直すとちょっと恥ずかしいです(。→ܫ←。)
結構、感動屋さんなんですょね。。。
神戸の街、先入観なしで見ると素敵な街にしか見えません。
住宅街も区画整然としていて、ここが被災したのかと思いました。
後日、神戸出撃編を綴りますね(*゚▽゚)ノ
Commented by machi at 2009-11-30 15:46 x
大震災があったとしても、強く立っていられる精神が欲しいです。
小学生の時にテレビで見た、阪神・淡路大震災。
印象に残ったのは、体育館などの避難場所で下を向いている沢山の人。
今東京がそうなったとして、私は今と同じようにスープを作っていられるのだろうか?

復興の努力を続けている方々の精神を見習いたいです。
Commented by 佐藤 麗司朗 at 2009-11-30 20:08 x
>磨知 香菜子さま
コメントありがとう!
復興と書けば2文字なんだけど、真剣に努力しないとできない大変なことなんだょね。平和ボケしてる東京で起きたらと思うと・・・。
災害を防ぐことができないなら、起きた時にちゃんと機能するシステムを作らなきゃいけないんだ。地震が起きた直後は国も自治体も被災者で、自衛隊も区役所の職員も当てにならない。
この災害復興まちづくり支援機構は政策提言まで視野に入れて、各専門家たちが過去の教訓を学び、将来に活かそうとしているんだ。
被災時に一日でも早く「スープを作れるような日常」を取り戻すための仕組みを、今のうちから構築しないといけない。
Commented by へいへいぼんぼん at 2009-12-03 16:45 x
もともと熱い鑑定士さん、感情に触れるモノがあったのでしょう。

そういうところは、私には、ないのかな・・・
性善説で生きていいないで、
性悪説で生きているから、なのでしょうか。(これは間違った解釈みたいですけど)

性善説→人は本来(善)、成長と共に悪行を覚える。(孟子さん)
性悪説→人は本来(悪)、成長と善業を学ぶ。(荀子さん)

この解釈で行くと、私は間違いなく、性善説で生きています。
鑑定士さんは性悪説そのものですな。。。。。。
Commented by 佐藤 麗司朗 at 2009-12-03 21:48 x
>へいへいぼんぼん さん
哲学的なコメントありがとう(笑)
最後の一文でループみたい(;´▽`A
同じ性善説、性悪説という言葉を用いても、
前半では考え方を、後半ではその人の成長過程に応じた変化を表現されてるんですょね?
そうです。僕の考えは「性善説」ですが、
僕自身は悪で生まれ、成長とともに善行を学んでます(笑)
月末まで忙しくなりそうだから、来月に新年会やりましょう!
by tukasa-rea | 2009-11-28 22:02 | 佐藤 麗司朗(不動産鑑定士) | Comments(6)

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