九州・熊本震災復興支援プロジェクトフォーラム&フェア

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こんばんは。
このブログを書いている際に、春の訪れを告げると言われる春雷が鳴り響いています。
近くで長い時間鳴っていたのでちょっと驚きました。
四月になり桜も良い感じに咲きているので、今日の雷雨で散ってしまわないか心配です。

さて先週の事ですが、「九州・熊本震災復興支援プロジェクトフォーラム&フェア~震災から1年、私たちにできること~」に佐藤先生と行ってきました。
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日時:平成29年3月27日(月)13時
会場:有楽町朝日ホール

会場の様子。
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対談「創造的復興へ 逆境の中にこそ夢がある」
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蒲島 郁夫氏 熊本県知事
御厨 貴 氏 くまもと復旧・復興有識者会議座長代理、東京大学名誉教授

御厨貴先生との対談の中で、蒲島氏は「創造的復興」の具体例として、熊本空港、八代港の整備などを掲げていました。
空路と海路を整備することにより、人や物の出入りするところを強化、産業の誘致を行う事により、地域の活性化を可能とするとのこと。
また、地方創生の取り組み・人口減少化社会への対策と創造的復興はイコールであり、九州全体・日本全体が活性化するように復興を果たしたいと仰られていました。
今後はインバウンドを取り込むことにより、地域を活性化することができるとも仰られていました。

次に、復旧復興には、第一にくらしの再建が重要と仰られていました。
発災当時、食はもちろんのこと、県の人口の10%である18万人が避難し、車中泊を余儀なくされたそうです。
そういった方々の避難所の整備、仮設住宅の建設が最優先で行われたとのこと。


余震が続く中、家が倒壊するのは無いかという不安の中、車中泊を余儀なくされる方々にとって、避難所及び仮設住宅の早期完成はとても心強かったのではないかと思います。

第二に、しごと経済の創造。
グループ補助金(国が1/2、県1/4、被災中小企業1/4を負担)による再建。
地震による企業の倒産は1年間でたったの7件に抑え込めたとのこと。
働くことができないと県内から人は離れてしまうことが予想される中、補助金を活用することにより県内の仕事を守る事が出来たそうです。


復旧復興にはマンパワーが必要となります。
仕事を守ることが出来たという事は、熊本県にとって大きな強みではないでしょうか。


第三に、被災地のために何かしたいという「善意の爆発(ボランティア)」。
「善意の爆発」自体は日本の良さでもありますが、「善意が爆発」した時に被災地に受援の仕組みがないと大きな力を活かせません。
役所は部外者を歓迎せず、また「遠慮」の文化があることにより、不慣れな地方自治体はこれを使いこなせていない状況だったとのこと。
熟練したボランティアにはどんどん壁を破って入ってきてもらいたいと仰られていました。
そのために、日ごろから顔の見える関係を構築することが重要とのこと。

(佐藤先生が2016年7月に都庁で行われたシンポジウムでも同様のことを発言なされていました。)
多くの方々が多くの善意を送ってくれたが、受援力の不足を感じているとのこと。

最も力を発揮するのは、過去被災を経験した市町村のボランティアだそうです。
どこでも災害は起こるので、全国的に必要とのこと。
阪神・淡路大震災を経験した兵庫県・神戸の方々、東日本大震災を経験した方々の経験を次に活かす仕組みを構築することが重要と仰られていました。

また、御厨先生からの県レベル、市町村レベルのコンビネーションワークを円滑にするためにはどうしたらよいか?という問いに対して、蒲島氏は、市町村レベルでは食糧と避難所の運営で手一杯。罹災証明書の発行とかに力が回らず遅延が生じると仰られていました。
県レベルは、2日後には部長級の人材を現場に送って指揮を執らせました。
国レベルからも人材は来ました。
しかし、災害対策本部等の設置後、円滑なコンビネーションを発揮するまで、折り合いがつくまでに時間がかかったそうです。
政府は被災地の実情(今回は熊本、今後発生するであろう地域)を知る人材をあらかじめリストアップしておくと良いと蒲島氏は提案されていました。

最後に、一般の方々も旅行ボランティアになってほしいとのこと。
軽い気持ちで熊本に行く。お土産を買う。それだけでも復興の力となります。
佐藤先生から良く名前を聞いていた俵山トンネル、グリーンロード、ミルクロードも開通しているので、ドライブも楽しめます。
熊本城は、ちょうど傷ついた武将が熊本県を守っている姿のようだと仰られていました。


蒲島県知事の対談メインで参加したので、以下の討論については気になった方だけまとめました。

討論「被災地で企業ができること」
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梅本 和典 氏 イオンリテール株式会社 特別顧問
福本 ともみ 氏 サントリーホールディングス株式会社 執行役員コーポレートコミュニケーション本部長
藤田 直志 氏 日本航空株式会社 代表取締役副社長執行役員
ピーターD.ピーダーゼン氏 株式会社イースクエア 共同創業者
岸本 吉浩 氏 東洋経済新聞社「CSR企業総覧」編集長

藤田 直志 氏
緊急期におけるJALフィロソフィ
「人として何が正しいかで判断する。」
「現場主義に徹する」
この二つを実践することで、現場にいる職員の判断を最優先し、経営層が即断即決することができた。


ピーターD.ピーダーセン氏
現代企業は大きな変革期を迎えている。
株式会社という組織は英国東インド会社が興り。王室から商業許可を取って、欧州列強として交易を馳せた。
1800年代には産業資本主義が興る。できるだけ豊かな消費を実現。
20世紀後半、思わぬ副産物。
環境問題、労働環境トラブル。
株式会社と社会の関わり方は1980年代に一度変革を迎えている。
確かに営利企業で、できるだけ利益を追求する。
法律だけ守るだけでは不十分ではないか。
CSR(企業の社会的責任)
CSV(共通価値の創造、社会課題の解決と企業の利益)
企業者社会と共に生き、社会の課題を企業の力を使ってクリアしていく。

日本語がとても流暢な方でした。来日して26年とのこと。
災害時に企業間の連携を高める企業連携について興味を持ちました。

今回のフォーラムは、震災から1年が経過し、行政、企業、ボランティアのこれまでの復興への取り組みを再確認し、今後の発展及び対策を考えさせられる内容でした。
佐藤先生は特に、「フィロソフィ」に感銘を受けたとのこと。
災害マニュアルは多々あるけれど、災害時にマニュアルにない事態に陥ってもこの哲学が浸透していれば如何に行動するべきかがわかる。これは企業だけでなくどこでも通用すると思ったそうです。
私は、蒲島氏の熊本県だけではなく、九州そして日本全体の活性化を望む考え方がとても素敵だと思いました。


オマケ
有楽町駅前広場で同時開催のフェアの様子。
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雨が冷たい日でした。くまモンさんはいなかったようです。
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そっと寄り添ってきました。
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大平燕!
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佐藤先生は何やら購入しています。
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募金すると可愛い女の子と2ショットが撮れます。
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購入グッズ&お菓子
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微力ながら、熊本復興の力になればと思います。

長嶺 亜佑美


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by tukasa-rea | 2017-04-03 20:52 | 複数スタッフによるブログ | Comments(0)

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