阪神・淡路大震災の爪跡を訪ねて。
2010年 03月 26日
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阪神・淡路大震災。
死者6,434人中、直接死者は5,500人。
うち家屋倒壊による死者は3,000人、家具による圧死は2,000人、火災による死者は500人。
そのほか間接的な死因(風邪、心筋梗塞等)で900人の方が亡くなりました。
あれから15年。
昨年の暮れに銀行の担保評価で神戸市へ行く機会がありました。
業務を一通り終えた後、少し足を伸ばして長田区へ。
豊島区の震災まちづくり復興訓練で講師を務められた田中保三さんを訪ねました。
(田中さんと出会ったときのブログ・http://tukasarea.exblog.jp/10278182/)
田中さんに案内された御蔵北公園には、阪神・淡路大震災の様子を語り継いでくれるモニュメントがありました。
モニュメント「鎮魂」
御蔵通、菅原通では震災の直後に火災が発生し、127人もの方々が亡くなられました。
この一見するとシンプルに見えるモニュメントには、実は仕掛けがあります。
天井には三角形の穴があります。
三角形の穴から差し込む光を、床に描かれた三角形におさめるように立つと。。。。
床に描かれた被災地域の地図に、亡くなった方達の居た場所が示されます。
(クリックして拡大できますよ)
また、このモニュメントの下にはタイムカプセルが埋められています。
遺族の方々が持ち寄られた遺品、未来への手紙、震災時の新聞等が収められており、「大震災の当時を知る人が少なくなったとしても、思いを後世に伝えたい」との気持ちが込められています。
御蔵北公園内には、震災によって炭化してしまった木が今も一生懸命に生きています。
訪れる人々には震災の悲しみを伝え、震災を乗り越えた被災者の方々には勇気を与えています。
何も知らされずここに連れてこられて、今のこの街並みを見たとしたら
「閑静な住宅地ですね。新築の戸建住居が多いことから新興住宅地でしょうか」と、
不動産鑑定士である僕も答えてしまいそう。
一見すると街の復興は遂げているかのように見えますが、震災によるダメージは至るところに残っています。
従前はこの街に住んでいたのに、この街を離れていかざるを得なかった方々が沢山いらっしゃいます。
こうした被災者の方々は、新たに出来ていくこの街並みをどのような想いで見守っていらっしゃるのでしょうか。
未曾有の大震災は、非常事態発生時における行政の諸問題の対応等について、多くの課題を浮き彫りにしました。
これらの教訓を活かす諸活動が結実することを祈ってやみません。
御蔵のまちには、地域住民と手を取り合い、震災後15年を経ても積極的に諸活動を行っている素晴らしいボランティア団体があります。
阪神・淡路大震災まち支援グループ「まち・コミュニケーション」
(左から戸田真由美さん、宮定章さん、田中保三さん)
(まち・コミのサイトはこちら・http://park15.wakwak.com/~m-comi/index.htm)
まち・コミュニケーションさんの活動についてはまた詳しくご紹介したいと思います。
皆さんも応援してくださいね。
東京へ帰る際に、田中さんから頂いたお言葉をご紹介いたします。
「本気でやっていて行き詰ったら、誰かが助けてくれる」
「心が変われば行動が変わる」
「行動が変われば環境が変わる」
「環境が変われば人格が変わる」
「人格が変われば運命が変わる」
地域のためには行政とも衝突し、不可能を可能にしてしまった男の中の男の言葉はとても重いです。
僕にできることは何だろう。
出来るかどうかはわからないけれど、今やらなければならないこと、僕がやるべきことを一生懸命頑張ります。
明日は、7月に東京都庁において開催される災害復興シンポジウムの打ち合わせに行ってきます。
幹事会は(社)東京都不動産鑑定士協会なので、責任は重大です。
佐藤 麗司朗
仕事も遊びも一生懸命。
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今回は、地域の事をブログにまで掲載して頂いて。。
文章を読ませて頂いて、こちらも刺激になります。
お互い頑張りましょう!
阪神・淡路大震災のことは忘れられないですね。
通りがかりに、近所の電気屋さんで、
見た映像は現実のものと思いませんでした。
こんな地震がいつ起きてもおかしくなと思うと
何だか、怖いですね!
こんにちは!
まち・コミさんの諸活動には頭が下がる想いです。
まち・コミさんから日々刺激を受けています。
ますますのご活躍を池袋から熱烈応援しております。
お忙しい事とは存じますが、皆様お体を大事になさってくださいね。
東京にいらっしゃる時は声をかけてくださいね!
こんにちは!確かに最近は地震が多いね。
30年以内に70%以上の確率でM7クラスの首都直下型大地震が発生すると言われています。
この試算は、3年ほど前のものですから、今現在で換算するとそれ以上の確率で発生するということです。。
事前に備えられることは備えましょうね。
こんにちは!
人口過密の東京で起きた場合、時間帯にもよりますが阪神・淡路の比にならない、想像を超えた規模の被害がでるでしょう。
内閣府をはじめ、各都道府県においても防災を呼びかけていますが、なかなか浸透しない実態があります。
防ぐことはできませんが、備えることはできると思うので、微力ながら出来る範囲で注意喚起をしていきたいと思っています。
こんにちは!そうでしたね。。CHAさんは淡路島ご出身でした。
過去の教訓として被災者の方たちの想いを、東京もしっかりと受け継がなければなりません。。
僕も東京によくいるタイプの平和ボケで、本当に最近まで実態を知りませんでした。
知れば知るほど、恐ろしくなります。
今から出来ることを、出来る範囲で頑張りたいと思っています。
こんにちは!とても痛々しい震災でした。
阪神・淡路大震災では、震災後の孤独死の問題も大きくクローズアップされましたね。
僕は被災者ではありませんが、被災者の方達とお会いして、東京に置き換えてみて、初めて恐ろしさを感じました。
どこでいつ震災が起きるかわかりません。
心の準備だけはなさってくださいね。